指導員によるリレーブログ ダルマさんのつぶやき 其の一
2012年 05月 10日
指導員によるリレーブログ、初の試みです。
色々な方々に読まれる、読んでもらえる場に何かを書くというのは
非常に緊張しますが、頑張ってつなげていきたいので気楽に読んで下さい。
僕もいつ聞いたか忘れましたが気に入って憶えてる言葉で
こういうものがあります。
「真の一流とは、自分だけがその位置にいるのではなく
、他者を自分と同じ位置までも導くことができる者を意味する。」
この言葉を思い出したのは、体験クラスの年長さんに黄帯の拳士が
世話をしているのを見た時です。
うちの団の子供達は新しく入ってきた子供達に非常にやさしく、
高校生のM君、中学生のW君を筆頭に小さな子供達の面倒も
よく見てくれます。特に新しく入ってきた子供達には黄帯の子供達が
何かと世話をやいて教えてくれます。後輩ができたのが嬉しいのも
ありますが、自分がしてもらってきた事を後から入ってきた子供達に
してあげているようです。見ている方が微笑ましくなり、教えている
子が入ってきた時を思い出し、子供達の成長を実感します。
これは誰が教えたわけでもない、子供達が築きあげてきたものです。
これからも子供達でつないでいってくれたら大変、嬉しく思います。
僕自身そうでしたが、自分の練習だけに必死になっている子供達も
一生懸命、練習している姿を見せて引っ張ってあげるのも
大切ですが、振り返ってあげる余裕も必要だし、大事です。
自分が入会した時のこと、今までできなかった事ができた瞬間、
自分が上手くなったと実感して嬉しかった事を思いだして
後輩達に接してあげて下さい。
きっと自分も得るものが多いと思います。
「半ばは自己の幸せを 半ばは他人の幸せを」
大森堅太郎