【報告】豊能地区スポーツ少年団指導者講習会
2013年 03月 12日
3月2日(土)「青少年のスポーツ障害」
講師:松原整形外科医院長 松原 康秀 先生
(参加者:新谷、問屋)
スポーツに怪我はつきものです。怪我をした時にどう向き合うのか、
怪我をしたらどうするのか、指導者として子供の体調を見るのは大事な
役目です。怪我が元でスポーツが出来なくなったら大変です。
怪我のことについて知識を身につけ、子供達に正しいトレーニングを
行ってほしいという内容でした。
最も注意しなければならないことは「痛み、障害があれば練習を
ストップする」ということです。練習を休むとレギュラーをはずされ
る、毎日体を動かしていなければ筋肉が元に戻ってしまうなんて
考えずに練習を休むことです。無理をすると障害のある部所に負担が
かかり更に悪化します。野球やサッカーをしている子にはレギュラーを
取られまいとして無理をする子もかなりあるみたいです。しかしね、
本人の頑張りすぎで休まず体を酷使すると疲労骨折に発展することも
あり注意が必要です。また、大会で良い成績を残すため、子供に
無理を強制させる指導者もあり、私達指導者も気を付けなければ
なりません。成長期の子供の特性をよく見て指導をしてあげることが
大事なのです。
スポーツ少年団の目的は大会で良い成績を残すことではなく、将来の
日本を担う青少年がスポーツを通して健やかに「心」と「体」を
成長させるのが目的です。講師の松原先生は団員、リーダーの
年齢層の広がりが社会的教育を行うのにスポーツ少年団は申し分
のない環境だと説かれました。
子供が遊ぶのに50代の人がかかわることはないでしょう。しかし、
スポーツ少年団はそんな人間関係を勉強できるのです。私達の組織
少林寺拳法連盟も「人作り」の組織です。1人でも多くのリーダーを輩出
して住みよい世の中にしようと思うのは同じことです。
講師はお医者さんでしたが、最後の質疑応答で述べられたことに
感銘を受けました。人作りを目標に仕事をされているのだなと。
問屋 恒明