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指導員によるリレーブログ ダルマさんのつぶやき 其の七



2012年 07月 23日


私が少林寺拳法に復帰したのは、6年前になります。
大学卒業後は、休眠状態で教職(35年間)を退職するまでは、
考える余裕もありませんでした。ふと、生活を振り返り、
自分の人生を支えてくれたのは、少林寺拳法の訓えだったと思い、
年は取っていますが、復帰を決めました。
最初は京丹波スポーツ少年団にお世話になっていましたが、
勤務の関係上、大阪の方で修行することになり、福本先生を訪ね、
現在にいたっています。日々、少年部の人たちを見てきましたが、
取り組む姿勢にバラつきがあるように思います。
読本や科目表をよく読み、理解している人もいれば、
先生の話も人事のように聞いている人もいます。
技術的なことは個人差があると思いますが、
むづかしくても一生懸命にやる人と、やさしいことでも
真面目にできない人がいるように感じています。
同じことを何回も数を重ねることが、上達への近道だと思います。
この現状には、もちろん我々指導員の力量や勉強不足もあると思います。
「突き蹴り1年、逆技3年、閂5年」と、修行の
段階をこの位やればなんとか形になるという物差しを訓えられましたが、
運動は3日あければ元に戻ると言われるように、
身体で覚えた事も最低週に2回は練習しないと忘れていきます。
また、昇級、昇段試験は、「とりあえず、受ければ合格」とか
「試験は、形だけ」「期間がきたら、受けるもの」というような気持ちで
受けて欲しくありません。まず、その日その日の練習を精一杯やって、
自分自身の納得のいく知識や技術を身につけ、階段を一段一段上るように
常に目標を持って取り組み、自信と勇気と行動力のあるリーダー的存在に
育って欲しいと願っています。

日置 多香秋


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