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指導員によるリレーブログ ダルマさんのつぶやき 其の十四



2012年 12月 04日


少林寺拳法は、護身という観点から相手の攻撃を受けて、
反撃をする技術。だから相手の動き方によって、
こちらの技も変わってくるのです。つまり、
「どんな技をするか?」は自分が決めるのではなくて、
相手の攻撃に合わせて自然に決まってくるのです。
相手をよく見ることが大切で、そうすると相手の強いところも弱いところも
だんだんと分かってくる。相手のことが分かれば技も
スムーズに掛かるようになってくる。相手のことを考える!
これは見方を変えれば「思いやり」です。
それが無意識にできるように、日頃から相手のことを考えるように
心がけてみる。これも上達のポイントであり、
またひとつの修行でもあると思います。
また、日頃の生活(自分の身のまわり)も大切にすること。
たとえば、元気な声であいさつをする、掃除や宿題、
家の手伝いなどを積極的に嫌がらず実行すること。
こういうことをきちんとていねいにやり切ることが、
技が上手くなるひけつなのです。
練習は一生懸命でも生活がだらしなかったら、その分だけ心が弱くなり、
それが技の上達を妨げてしまうからです。
心と体の動きが一致してこそ技も上手く掛かるものです。
偉そうなことを言いましたが、私も一生涯、死ぬまでが修行だと思って、
身体が動かなくなるまで頑張りたいと思います。

参考文献(はじめよう!少林寺拳法)

日置多香秋


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