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【報告】東日本大震災被災地ボランティアを体験して



2013年 11月 02日


去る10月11~14日に豊中市青少年団体指導者交流会の

プロジェクトにより岩手県大槌町へ東日本大震災被災地ボランティア

活動に参加しました。

 目的は豊中市青少年団体指導者交流会が東日本大震災で被災に

会った方たちへ息の長い支援を青少年団体の指導者でやっていこう

というものでした。

 震災から2年半が過ぎた今では次第に私達の記憶から消え去り

無関心になりつつある現状をもう一度思いを寄せることでした。

 現地では、道路看板の設置、元小学校の教室にある救援物資の

整理、菜の花の種まき等数々の作業を行ってきました。

 被災地で活躍されている「おらが大槌夢広場」の語り部さんと

一緒に被災した町の各地をバスで巡りました。2年半もたてば

町は復興していると思う人が大半ですが海岸地帯はだだっ広い

空き地のままで全く復興していません。14メートルの津波が

襲って町の70%が被害を受けました。

 人口15,000人の町で1,234人の方が亡くなられました。

地震、津波、火災、の三つの災害が重なり被害は町にとって

重大でした。今でも4割の方が仮設住宅に入居されており、日常

生活は大変不便を強いられています。

 朝起きて朝食をとり、学校・職場へ行くという何気ない生活が

いかに大切であるかを思い知らされました。私たちが当たり前に

送っている生活が現地の人たちには普通に生活出来ない方が

たくさんおられるということです。

 そんな人たちに思いを寄せることが大切です。

 半ばは我身の幸せを、半ばは他人の幸せを。自分のことが

出来るようになれば、半分は人のことをも考えてあげなければなり

ません。自分にできる範囲で大変な境遇の大槌の人たちに協力

出来ればと思います。

 まずは関心を持つこと。募金や被災地商品の購入、支援活動への

参加等、協力できることに積極的に関わることです。

 豊中市青少年団体指導者交流会も今年単年の支援ではなく大槌町の

自治体とも、深くかかわり、人的交流も交えながら、支援のノウハウを

積み重ねていく方向です。

         10月31日 問屋 恒明


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