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指導員によるリレーブログ ダルマさんのつぶやき 其の四



2012年 06月 10日




「少林寺拳法をずっと続けましょう。」

 少林寺拳法をずっと続けるためには何が必要でしょうか?

皆さんは考えたことがありますか?簡単です。少林寺拳法を行って

何をしたいのか目的をはっきりさせることです。

 スポーツ少年団で習い始めるということは「体力をつけさせたい。」、

「元気な子供に育ってほしい。」、「礼儀作法を習わせたい。」という

親の願望も幾分かあり、やりだしたかもしれません。健康で円満な子供に

育てあげたいとはどの親も望むことですが、最後は自分で決めることですね。

 いやなら、親がどれほど願っても続けることはできません。辞めずに

ずっと続けられる子は人には言わないかもしれませんが、きっと明確な

意思を持っているはずです。

 「強くなりたい。」、「友達を増やしたい。」、「自信をつけたい。」いろいろな

理由があるはずです。目的があるから目標も出来、それに向かって進んで

いくことが出来ます。まだ、目的が見つからず、漠然と少林寺拳法を続けて

いる人はまず、目的を持ってください。何をしたいのか?

 男の子なら、女の子の前でかっこよく見せたいという理由でもいいじゃ

ないですか。1つ1つ、技を教えてもらい「突き蹴り」が人に見て

もらって「様」になってくると少林寺拳法を続けていく理由がきっと変化して

いますよ。

 まずは、「帯」の色を変えることを目的、目標にしてください。

白帯から黄色帯、緑帯、茶帯、黒帯と4回も変えられます。級が進むと自分が

やった技を下の級の人に教えなければならないので、技がきちんとできるためには

自分なりの工夫をするようになります。技の研究ですね。

きちんと技ができなければ人に教えたり、説明できませんね。

それが自信につながります。黒帯をする頃には指導員の先生も顔負けの

技術解説が出来るようになっているかもしれません。

 ゆとりのある人は「開祖:宗 道臣先生」が書かれた本や法話を聞いて

少林寺拳法の思想も勉強してください。

 本部の高段者の先生が行う演武を見ることがあるかと思います。

少林寺拳法の大会やビデオで。しかし高段者の先生も入門したてのころはあったと

思います。いきなりは無理でもそれを長い年月をかけて1つ1つ積み重ねて

きたから高度な技ができるのですね。

皆さんも続けることでその可能性があります。あの先生のようになろうという

目標を持ってください。(私も新井先生や山崎先生にあこがれました。)

 筆者も初期のころは「強くなりたい。」でした。社会人になってからは

「体力を維持したい。」に変わりました。武専を卒業して最近思うことは

「少林寺拳法の思想、技術を1人でも多くの人に伝え、指導者になる人を

育てたい。」という心境になっています。少林寺拳法を習い始めて36年に

なりますが、気持ちは充実しています。

 昨日の練習で腰が痛くなりましたが、、、、、、

問屋 恒明


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